東京で一人暮らしをする全ての若者たちへ
私が東京に住むようになってまず気づいたこと。
人があまりにも多いこと。
建物が所狭しと立ち並び、遠くの景色を見通せないこと。
そして、街ゆく人がみなオシャレなこと。
服装や髪型には人並みに気を使っているつもりでも、どうにも気恥ずかしさを感じる。
あまりに窮屈で、騒々しく、なぜこんな場所に人が集まるのかずっと疑問に思っていた。
学生ならば、楽しかろう。
社会人にとっては、この土地で人生を終えることになると考えると、どうにも絶望感が押し寄せてくるのだ。
お金があれば湾岸のタワーマンションで、人混みを避け、夜景を見る生活があるのだろう。
要するに、稼げぬモノ、夢を見ぬモノ、変わりモノ、外れモノ以外には、東京は合わないのではないかと思う。
田舎に嫌気がさし、思いつきで上京を試みようとする若者よ、まずは地元の政令市でも目指すのがいい。きっとそこは東京よりいいところだよ。
私は東京に来て、就職をしてしまった。しかし、近い将来この地を離れるだろう。